家事代行サービスとは、プロのスタッフがお客様の家に訪問し、掃除や洗濯などの家事を代わりに行うサービスのことです。
最近は共働きの家庭も増えてきていることもあり、家事代行サービスは忙しい主婦の最強の味方となっています。
ここでは、具体的にどのようなことをしてくれるのか、どんなサービスがあるのかなどの疑問の声にお応えし、便利な家事代行サービスについて詳しくご説明していきたいと思います。
家事代行サービスで出来ること
家事代行サービスと一口にいってもその内容は掃除や洗濯、さらにちょっとした外出時の子供の世話まで多岐に渡ります。
- 部屋の片付け
- 掃除機がけ
- 食器洗い
- キッチンやお風呂、トイレなど水回りの清掃
- バルコニーの清掃
- 洗濯、たたみもの
- アイロンがけ
- 窓拭き
- 靴磨き
- 庭の掃除
- 日用品の買い物
- 料理の作り置き
「誰か代わりにやって〜〜〜!」と思わず叫んでしまいたくなるようなこんな家事を代行してくれたら本当に便利ですよね。
家事代行サービスを使って日常の家事から解放されると、生活にもゆとりが生まれ毎日のストレスがグッと軽減されます。
ひとつ注意することは、家事代行サービスの範囲は「一般的な家事」の中だけということです。
そのため、介護や重い荷物の運搬、子供の勉強の面倒など専門性が求められる作業についてはサービスの対象外となる可能性があります。
もし自分が任せたい内容がサービスの対象かどうか分からないという方は、一度お近くの家事代行サービス会社にお問い合わせください。
家事代行サービスの費用相場
家事代行サービスの一時間あたりの相場は2,000円~3,000円程度です。
一回の作業で2~3時間のプランが多いため、一回あたりの料金としては4,000円~9,000円程度となります。
また、オプション料金として交通費が1回あたり900~1,000円程度かかるほか、不在時に作業をしてもらうために鍵を預ける場合は毎月数百円から1,000円程度の鍵預かり代がかかります(会社によって異なります)。
そのため、例えば週1回、月に4回の家事代行サービスを利用するとなると、月に2万~3万円程度が相場となります。
ほとんどの会社では初回限定価格で家事代行サービスを試すことができる『お試しプラン』が用意されているのでぜひご活用ください。
家事代行サービスを利用するメリット
家事代行サービスを利用する最大のメリットは「自宅が快適になる」ことです。
定期的に隅々まできちんと掃除をしてもらうことにより清潔が保たれ、掃除をしなくてはいけないというプレッシャーから解放されるのはとても気分が良いです。
また、お料理代行も一緒に依頼して作り置きのおかずを作ってもらうことで、外食の回数が格段に減り、食費の節約に繋がります。
料理の内容や味付けの好みなど詳しいことを事前に伝えることができるので、お弁当用のおかずなどをお願いすれば昼食代を浮かせることもできます。
家事を代行してもらうことにより確保した自分の時間は、仕事にもプライベートにも充てることができるため、生活にゆとりが生まれます。
精神的にも時間的にも余裕ができることで「家族とコミュニケーションをとる時間が増えた」という声もよく聞きます。
家事代行サービスを利用するデメリット
家事代行サービスを利用するデメリットとして挙げられるのはやはり「お金がかかる」ということです。
家事自体は自分の手でもできることである分、お金を払って家事代行サービスを頼むことに罪悪感を感じられる方もいます。
金銭面にゆとりがない場合は、定期利用ではなくどうしてもお願いしたいときだけスポット利用でお願いするという方法もあります。
また、プライバシーの観点から不安になるという声もよく挙げられます。
特に不在時にお願いするのは抵抗がある方も多いと思います。
家事代行サービス会社はスタッフと機密保持契約も締結しているため、自宅や自分に関するプライベートな情報が漏洩するリスクは高くありませんが、万が一のことも備えて貴重品は金庫に入れて置く、ペット用などの遠隔モニターを設置しておく、などの対策をオススメします。
家事代行サービスのプラン
多くの家事代行サービス会社では、月に1回や週に1回、隔週などあらかじめ決められた日にサービスを受ける『定期契約コース』と、年末の大掃除や産前後、急な来客前など特別な時のみサービスを申し込む『スポットコース』を用意しています。
定期契約コースのメリットは、鍵を預けて置くことで仕事中などの不在時に掃除や作り置きの料理をお願いできるという点です。
毎回申し込みをしなくても決められた日に担当の方が来てくれるので、お家の「キレイ」を保つことができます。
スポットコースは定期契約コースよりも割高となってしまうものの、きっちりと掃除をしたい時や家事まで手が回らない時にとても便利です。
生活ニーズに合わせ、うまく家事代行サービスを利用してみてください。
家事代行サービスを依頼するには
「家事代行サービスを頼んでみたいな」と思ったらまずはウェブサイトからメール・電話でお問い合わせをしましょう。
お申し込みからの流れは一般的に下記のように進んでいきます。
- ホームページからメール・電話での問い合わせ
- 初回訪問&ヒアリング
- プラン・見積もりの提示
- 本申し込み
- 家事代行サービス提供開始
- お支払い
ホームページからお申し込み後、きちんとヒアリングをして見積もりを提示してから本申し込みとなるので安心です。
細かい流れはサービス提供会社によって異なるので、ご希望の会社にお問い合わせください。
家事代行サービス体験者の声
ハウスクリーニングや家政婦との違い
家事代行サービスとよく混同されるのがハウスクリーニングや家政婦です。
それぞれ似たようなサービスですが、細かい相違点があります。
まず、「ハウスクリーニング」と呼ばれる作業は、クリーニングの専門技術を持つスタッフが専用の機材や洗剤などを使用して、普段の日常的な家事では掃除しない箇所をプロの技術で徹底的に洗浄・クリーニングするサービスのことを指します。
掃除箇所はエアコンや換気扇の内部、洗濯機の内側、室外機など、日常の掃除で行う範囲外となるのが特徴です。
ハウスクリーニングで使用する洗剤は強力なもので一般家庭には置いていないため、スタッフが持参することがほとんどです。
また、専門性が高く、特殊な技術力が求められる作業なので、家事代行よりも費用が高いです。
家事代行サービス会社の中には、家事代行とは別でハウスクリーニングも提供している会社が多いです。
家事代行ではカバーしきれない部分の掃除はハウスクリーニングに頼み、日常の掃除は家事代行に頼むなど、臨機応変にプランを立ててくれるので一度無料相談をするのをオススメします。
次に、「家政婦」はその雇用形態が家事代行サービスと異なります。
家政婦に家事をお願いする場合は、家政婦紹介所などを通じて紹介を受けるのが一般的であり、会社を通さずに直接雇用契約を結ぶ必要があります。
そのため、もし相性の合わない家政婦が担当となった場合も気軽に変更をすることができず、何かトラブルが発生した時も当事者同士のみで解決する必要があります。
一方で家事代行サービスは、スタッフではなく会社と契約を結ぶ形となります。
ほとんどの家事代行サービス会社ではスタッフ採用の段階で一定の基準を設けており、社内研修も充実しているため、レベルの高いスタッフが派遣される可能性が高いです。
万が一相性が合わなかったとしても、会社に伝えることで即交代をしてもらうことができます。
また、基本的にどの家事代行サービス会社も損害賠償保険に加入しているため、作業中に起きたトラブルについてもしっかり補償を受けることができます。
女性の家事活動価値の合計は男性の約4倍
近年は女性の社会進出も目立ちますが、日本の家事分担の偏り未だに大きいのが事実です。
総務省の「社会生活基本調査(16年)」によると、男性に比べて女性の負担ははるかに大きく、家事活動に7倍以上の時間(週当たり男性19分、女性2時間24分)を費やしているとのこと。
家事を経済活動としてみれば、女性の家事活動の価値の合計はなんと男性の約4倍となるのです。
女性の労働力率引き上げは強く推進されており、国会でも家事のマネタイズ化が度々議題に挙げられます。
内閣府のデータによると、16年の家事活動の貨幣評価額は、11年の134.0兆円(名目GDP比27.3%)に対し、138.5兆円(同25.7%)となっており、これは家庭での女性の無給労働の一部は家事労働サービスに委託されている可能性が高いことを示します。
政府の後押しや人々のライフスタイルの変化など様々な要因を背景に、家事代行サービスの市場規模は年々拡大中です。
経済産業省が2014年に公表した資料「家事支援サービスについて」によると、同省は家事代行サービスの市場規模については将来的には2012年度の約6倍にあたる6,000億円まで成長すると推計しています。
家事代行サービスを利用するのが当たり前となる社会はもう目前まで迫っています。
家事や掃除は得意な人々に任せ、自分は自分らしいライフスタイルを実現するために時間を有効に使う、という生き方がこれからの日本のスタンダードになる日も遠くありません。
家事代行サービスに少しでも興味がある方はこのブームに乗ってぜひ一度お試しください。
まとめ
いかがでしょうか?
家事代行サービスは普段の家事はもちろん、お引越し・衣替え・模様替え・ホームパーティなどお手伝いが必要だと思ったその時に自分のタイミングで頼むことが出来ます。
毎日忙しいキャリアウーマンさんにはもちろん、子育てに追われるママさんやちょっぴり息抜きしたい専業主婦さんにもおすすめです♪
参考サイト
内閣府「無償労働の貨幣評価について」
内閣府「家事活動等の評価について」
経済産業省「家事支援サービスについて」
日本経済新聞「家事、育児など「無償労働」年138兆円 内閣府推計 」
ブルームバーグ「【インサイト】世界的「こんまり」ブームが示すGDP25%の潜在力」
矢野経済研究所「住まいと生活支援サービスに関する調査結果 2013 」
トラブルを防ぐ家事代行サービスの依頼テクニック
無料見積もりを利用する
家事代行サービス利用料金の相場は、1時間2,000円〜4,000円となっています。
会社ごとに最低利用時間が決められており、基本的に家事代行サービス1回の料金は利用時間×1時間ごとの利用料+オプション料金(交通費、時間外料金、など)です。
まだどの家事代行サービス会社に家事代行を頼むか決まっていない場合は、複数の家事代行サービス会社にて無料見積もりをお願いすることをオススメします。
実際にわたしが初めて家事代行サービスを頼んだ時も合計5つの会社に無料見積もりをお願いし、いちばん良い条件の会社にお願いしました。
無料見積もりを頼むと明確な料金はもちろん、ホームページからは分からなかったそれぞれの会社の雰囲気、スタッフさんの研修で力を入れている部分なども感じることができ他のでとても良かったです。
本ページでおすすめしている家事代行サービス会社はどこも料金が明確で分かりやすい優良会社ばかりですが、それでもオプション料金などを含めた明確な料金を出すのは難しいです。
無料見積もりをお願いした後に断ることも可能なので、一度聞いてみることをおすすめします。
依頼内容に優先順位をつける
満足する家事代行をお願いするためには、あなたが望む家事の優先度をしっかりとスタッフさんに伝えることが大切です。
家事代行をお願いするときには、お願いしたい家事をリストにしましょう。
そしてそれぞれに優先順位をつけるのです。
例えば、わたしは掃除を代行してもらう時は
1.お風呂・トイレなどの水回りを最優先
2.次に子供部屋の片付けと掃除機がけ
3.リビングとキッチン、玄関の掃除
という風にお願いしています。
優先順位を事前に伝えることでスピーディーに作業をしてもらえます。
見積もりのとき、もしくは電話で予約するときに伝えるとスムーズです。
初回作業日に片付けすぎないようにする
家事代行サービスを頼むときに、つい見栄を張ってスタッフさんが訪問する前に片付けをしたくなってしまう方が多いです。
しかし、片付けすぎてはいけません。
作業にかかる時間や作業量が正確に測れなくなってしまい、次回以降の作業に悪い影響を及ぼすことがあるのです。
家事代行サービスのスタッフはプロとして徹底的に研修を受け、プライバシーを守秘する契約を結んであります。
せっかくお金を払って家事を頼むのですから、先に片付けをしたら勿体無いです。
家事代行サービスを依頼するときは、普段通りのままで来てもらうようにしましょう。
家事代行のプロが選ぶおすすめ家事代行会社
家事代行サービス会社探しにお困りではありませんか?
昨今の家事代行ブームにより家事代行サービス会社は山のように増え、その中から我が家のベストを探すのはとても大変になっています。
他人に家事を任せる以上、良質な会社なのか、スタッフはしっかりと身元が証明されているか、など慎重に見極めなければいけません。
そこで、全国各地の家事代行サービス会社を実際に調査・利用して比べてきた家事代行サービス会社のプロの目から見たオススメの家事代行サービス会社を紹介します。
星の数ほどある家事代行サービス会社から実績・安全管理・作業のクオリティを徹底的に比較して3社を厳選しました。
ぜひ参考にしてください。
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